8th ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL 1980-1981

浅草国際劇場

みんな不良少年だった。 SO WHAT!?

ハウンドドッグ

大友康平(ボーカル)/八島順一(ギター)/高橋良秀(ギター)/蓑輪単志(ピアノ)/海藤節生(ベース)/藤村一清(ドラムス)

 はじめに、皆さん本当にありがとうございます。この浅草で皆さんが、僕達のロックンロールの熱いスピリット、ほとばしる汗、心にしみるバラード、ロックンロールしか出来ないこのハウンドドッグに、熱い拍手の理解がなかったら、東北の片田舎のロックンロールバンド、ハウンドドッグはなかったと思います。この一年、東京のひのき舞台をはじめ全国各地で頑張って来ました。燃える男のロックンロール、心にしみるバラードのロックンロール魂は、いつまでも変わりません。ロックンロールはけんかです。今日も死ぬ気で頑張ります。よろしく。───大友康平- 

「仙台にものすごいロックン・ロール・バンドがいる。ハウンドドッグっていうんだ」そんな噂が流れ、1979年12月31日、80年代の新しいロックシーンの夜明けを演じた浅草ニューイヤー・ロックフェスティバルにおいて、内田裕也、ダウンタウンブギウギバンド、柳ジョージ、桑名正博……なみいるロックスターの中で、誰がこの東北からやって来た無名のハウンドドッグに期待しただろう。それでもハウンドドッグのロックンロールは最高だった。客は新しいロックンロール・ヒーロー出現の衝撃に総立ちで手拍子と火がついて燃え上がったハートでむかえた。「キャロルの再来」といわれ、口コミで各方面に伝えられた。
 あれからまる一年、春・秋二度の東北ツァー及び全国ツァー、西武劇場の'80s JAM、全国各地の学園祭、日比谷野音、東京・大阪・札幌で今年二度のワンマンコンサートなど120本のライブをこなし、元気な姿でここ浅草にかえってくるだろう。